目次
Gitとは
Git(ギット)とは、プログラミングやデザインで使うファイルのバージョン(履歴)を管理するシステムです。
Gitを使うメリットは、こちらです。
- ファイルの変更履歴を残すことができる(いつ、誰が、何のデータを追加・変更・削除したのか記録することができる)。
- 変更履歴をもとに、過去のデータを復元することができる。
- 複数の人でプログラミングやデザイン作業を進めている場合、他人にファイルを上書きされるリスクが減る。
GitHubとは
GitHub(ギットハブ)は、Gitを世界中の人々が使えるようにしたサービスです。
GitHubのおかけで、世界中の人々がGitを気軽に使えるようになったり、離れた場所でも共同でプログラミングやデザインのプロジェクトを進めることができるようになりました。
GitHubは、GitHub社(GitHub, Inc.)がサービス提供しています。
プライベートリポジトリとは何か
GitHubでファイルを保存する場所を「リポジトリ」といいます。
パブリックリポジトリ(Public repositories;公開リポジトリ)とプライベートリポジトリ(Private repositories;非公開リポジトリ)の2種類があります。
プライベートリポジトリにファイルを保存するということは、ファイルが誰でも見られる状態にあることを意味します。
プライベートリポジトリ無料化を発表
2019年1月8日(日本時間)、GitBub社は、プライベートリポジトリを無料ユーザーにも開放することを発表しました。
今までは、プライベートリポジトリを使うためには、料金を払う必要がありました。
朗報:GitHub無料ユーザーも無制限にプライベートリポジトリを使えるようになる https://t.co/gRhvTYM6sZ
— TechCrunch Japan (@jptechcrunch) 2019年1月7日
GitHub、無料ユーザーもプライベートリポジトリを使い放題にhttps://t.co/l5kmnVhXSE pic.twitter.com/YGCpd6FIkB
— ITmedia NEWS (@itmedia_news) 2019年1月7日
ただし、無料ユーザーがプライベートリポジトリを共有できるのは3人まで、という制限はあります。
プライベートリポジトリ無料化で何が変わる
今まで、無料ユーザーはパブリックリポジトリしか使うことができませんでした。
つまり、無料ユーザーのファイルは誰でも見られる状態にあったということです。
それがプライベートリポジトリ無料化で、無料ユーザーもファイルを公開しなくてすみようになりました。
これにより、GitHubのユーザーが増えることが予想されます。
GitHubのプライベートリポジトリ開放により、大学生のレポートや小論文、週末小説家達が GitHub を使い始めるね。
ちょうど一昨日、うちの小娘2号にも、gitとgithubについてレクチャーしたのでちょうど良いタイミング— えんじに🐈にゃーん (@uupaa) 2019年1月7日
MSとの関係
2018年6月4日、マイクロソフト(MS社)はGitHub社を75億USドル(約8200億円)で買収すると発表しました。
そして、10月26日に買収が完了しました。
GitHubのプライベートリポジトリ無料化には、MS社の買収による影響を指摘するツイートがありました。
プライベートリポジトリ無料まじか。これがMSの力か。じゃあ何でマネタイズするんだ。マーケットプレイス? / “GitHub now gives free users unlimited private repositories” https://t.co/9IdijY4gv1
— 死後強まるツイート (@mizchi) 2019年1月7日
GitLabとの関係
GitHubのプライベートリポジトリ無料化は、GitLabという競合(ライバル)を意識したのではないか、と指摘するツイートもありました。
githubのfree userへのプライベートリポジトリ作成解禁、gitlabを殺しに来たの?それかここで儲ける必要はないと判断したのか。あるいは全然違う理由か
— sat (@satoru_takeuchi) 2019年1月7日
Bitbucketから乗り換える人多数
Bitbucketから乗り換える人も多く出そうです。
GitHub、無料ユーザーもプライベートリポジトリを使い放題に – ITmedia NEWS https://t.co/p8BdLeJizP
ㅤ
こいつはすげぇや!でもBitbucketから移行するのはめんどくさいな・・・— ビタワン🐕社畜ちゃん連載中 (@vitaone_) 2019年1月8日
Bitbucketを潰したあとprivateリポジトリを再有料化したりして。
— 社会人でもOSを作りたい (@uchan_nos) 2019年1月8日
さっき引っ越したので早速書いた。
BitBucketからGitHubのプライベートリポジトリに引っ越した – Crieit https://t.co/orsMaN10fZ #Crieit
— だら@技術系投稿サービス運営中 (@dala00) 2019年1月8日
Githubでprivateレポジトリーが無料化。
Bitbucketとの残ってる差を確認Github: 共同で触れるのは3人迄。超えたら1人あたり$7/月プランに
Bitbucekt: 共同で触れるのは5人迄。超えたら1人あたり$2/月プランにどちらが良いかは状況により異なりますが、個人PJに関してはGithubに移行しても良いかな pic.twitter.com/V6F7tWuR6b
— Hajime@管理人/検索Engineer/AWS Architect/Scrum Master (@hikarine3) 2019年1月8日
GitHubのニュース聞いてTwitterで真っ先に「bitbucket」で検索かけるタイプの皆さん
— 古都こと (@kfurumiya) 2019年1月8日
実はナポアンドットコムのデザインはBitBucketで管理しているのですが、多分GitHubに移行すると思います
— ナポアン / Napoan (@2687e8) 2019年1月8日
GitHub無料化の流れでBitBucketもトレンド入りしてる pic.twitter.com/e5Q474laJl
— yuta (@yuta0381) 2019年1月8日
Bitbucket がトレンドに…
同じことを考えいている人が、たくさんいるようです。 pic.twitter.com/BeK4vsJZCW— Takeshi Fujimoto (@tafuji1223) 2019年1月8日