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「噂の!東京マガジン」とは
「噂の!東京マガジン」とは、TBS系列で1989年10月1日から放送されている娯楽ワイドショー・情報番組です。
出演者は、森本毅郎さん(総合司会)、小島奈津子さん(アシスタント)、井崎脩五郎さん、清水国明さん、山口良一さん、笑福亭笑瓶さん、風見しんごさん、深沢邦之さん(Take2)などです。
「噂の!東京マガジン」の料理コーナーとは
「噂の!東京マガジン」の料理コーナーのタイトルは、「平成の常識・やって!TRY」です。
このコーナーでは、主に若い女性(番組内では「TRY娘」と称する)に声をかけ課題の料理に挑戦してもらう様子をVTRで流しています。
このコーナーで取り上げられる「TRY娘」は、主に料理に失敗した女性です。
そして、VTRのナレーションでは、料理に失敗した女性を揶揄するツッコミが入ります。
また、VTR終了後に、男性出演陣も「TRY娘」を揶揄するコメントを言う場合がほとんどです。
スタジオにプロの料理人を招き、調理の見本を見せて、このコーナーは終わります。
なお、料理ができた女性は、エンディングの短い時間でしか放送されません。
つまり、「平成の常識・やって!TRY」をひと言でいってしまえば、「料理下手な女の子」を笑うコーナーということです。
東洋経済オンラインが「平成の常識・やって!TRY」を批判する記事を掲載
東洋経済オンラインがYahoo!ニュースで、「平成の常識・やって!TRY」を批判する内容の記事を掲載しました。
記事を書いたのは、阿古 真理さん(作家・生活史研究家)です。
記事の内容の趣旨は、「平成の常識・やって!TRY」が女性差別で、時代遅れではないか、というものです。
【女性の料理笑う 番組の違和感】https://t.co/Zgj6LIL4Qd
「噂の東京マガジン」で若い女性にレシピなしで料理に挑戦させ、笑うコーナーに違和感を覚えるとの声。番組プロデューサーによると、料理の楽しさを知ってもらうことも狙いだという。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2019年1月5日
平成もあと4カ月弱で終わろうというのに、テレビの世界は昭和のままで止まっているのだろうか。そんなことを思わせる番組がある。日曜昼に放送される情報番組「噂の! 東京マガジン」(TBS系)で、素人の若い女性にレシピなしで料理に挑戦させる「平成の常識・やって! TRY」というコーナーだ。違和感を抱いているのは筆者だけではないようで、ネットで検索すると「やって! TRYは女性差別か」といったブログなどが散見される。
(以下省略)
(「女性の料理が笑われる」TBS番組への違和感(東洋経済オンライン) – Yahoo!ニュースより引用。太字は筆者による。)
ネット上では賛否両論
東洋経済オンラインの記事を受けて、ツイッター上では賛否両論のコメントが投稿されています。
いくつか紹介していきたいと思います。
スタジオの男性陣が料理を作らないことへの批判
常識とか言っておきながら、スタジオでは自分たちで料理を作るわけでもなく料理人に作らせて美味い美味い言って食べるのはおかしいと思う。
— hil (@popopopo__nske) 2019年1月5日
若い女性だけに料理を作らせることへの批判
老若男女、特に家事を女に押し付けていた世代のおじさんに作らせても面白いと思う
— 桜子 (@sakurako_ak) 2019年1月5日
昔は男子に椅子を作ってもらい、大抵が作れず面白かった。たまには男子バージョンもやれぱいいのに。
— ぴこん (@picon555) 2019年1月5日
昔楽しんで見てたけどいまは笑えない内のひとつ。老若男女問わずやらせれば良いではないか。その中で面白いの流しゃ良い。撮れ高はいまと変わらないと思うよ。
— さえ (@fulsno222) 2019年1月5日
性別問わず、他人の失敗を笑うことへの批判
制作者がなんと言おうと「素人の失敗を笑う」って消費のされ方をしてますよね。
若い女性を笑う率が高いこともどうかと思うけど、年齢・性別問わず、他人の失敗を笑うってあまり良い趣味とは言えない気がします。— スイーツ男子 (@takappy04) 2019年1月6日
コーナーに違和感がないという意見
これは単に「今の若い女の子がどれだけ料理ができるのか」を実証してるだけで、別に差別とかじゃないと思うよ?なんの違和感なく見てきたけど。名物コーナーにまで違和感を覚える時代になってきてる方が逆に違和感だなぁ。自分のことを棚に上げて(笑)私はこんなことしない~と笑って楽しく観てますよ
— ミン (@Mynkmrn11) 2019年1月5日
個人の違和感をこうSNSに書き、賛同者を集い世間一般の意見だという風潮にし番組を潰す。こういう見方をする視聴者が増えるとこの番組だけでなくテレビをコンプライアンスで縛り面白くなくなる。違和感があるなら見なければいいし、その時間滞の他局番組を見たらいいのでは。
— コヴィキサ@藍色 (@kovikisa) 2019年1月5日
出演者の了承を得ているから問題ないという意見
コーナー自体長年やっている事だし
出てる女性たちだって
これが放送される事を了承してるのに
こういう事を騒ぐので
いくつもの
TV番組がつまらなくなり
無くなっていった
大きな要因の一つでは?
TVに娯楽を求めてはダメなのか?— びお (@vio30) 2019年1月5日
料理の好き嫌いを押し付けることへの批判
うちの母親は今年84歳になるが、魚の煮つけやさば味噌とかが嫌いだった。父親も嫌いだったので食卓に出なかった。だからこの番組で女性をからかっているのを見て物凄く不愉快だったし、両親もこの番組を昔からほとんど見てない。親から継承できない料理もあるのだ。番組の考えが時代遅れではないか。
— Snowbird New JP (@Snowbird_JP) 2019年1月5日
料理コーナーだけでなく、番組全体への批判
TBS「噂の東京マガジン」は相当にクソな番組なんだよなあ。
老害ともいえる高齢の出演者たちが若いお姉ちゃんが料理を作れないことをあざ笑うコーナーが名物と化しているし、続く調査報道を模した特集はお左翼市民の一方的主張を伝えるだけの内容でしかない。
あんな番組が今も残っているのが不思議。— sis_sis (@sis_sis) 2018年12月30日
フェミニズム・フェミニストへの批判
「女性の料理が笑われる」TBS番組・噂の!東京マガジンの「平成の常識・やって!TRY」コーナーへの違和感、という記事
予想通りフェミ関係からのツッコミでした
個人的にはこの手の料理下手女性を嘲笑する人間の頭の中には「自身のママの作ってくれた料理」があるわけで、これは一種のマザコン番組ではと— 大沢愛 (@ai_oosawa) 2019年1月5日
噂の!東京マガジンやって! TRYを女性差別と言う奴は過剰反応な女性上位主義者!無理矢理させている訳でもなく本人の許可取って放送してるのにバカじゃね~の https://t.co/yh7fLWVj0Z pic.twitter.com/7rrwsxpyvr
— densoku (@attkiy) 2019年1月6日