週刊SPA!の「ヤレる女子大学生RANKING」が批判を浴びている理由




週刊SPA!とは

SPA!』(スパ!)(通称『週刊SPA!』)とは、フジサンケイグループの出版社・扶桑社から発行されている総合週刊誌です。




週刊SPA!が「ヤレる女子大学生RANKING」を掲載

『週刊SPA!』2018年12/25号に、「ヤレるギャラ飲み実況中継」という特集の中に「ヤレる女子大学生RANKING」(「ヤレる女子大学生ランキング」)という記事が掲載されました。

ギャラ飲みとは、参加した女性に対して男性から謝礼が支払われる飲み会のことです。

また、「ヤレる」という言葉は、飲み会から性交渉に発展しやすいという意味で使われています。

この記事に対する批判のツイートが拡散しました。






記事で登場した大学

記事の中で言及されている大学は5校あります。

ギャラ飲みサービス「ライオンプロジェクト」を運営する五十君圭治氏にギャラ飲みでヤレる方法を聞いてみた。

(中略)

ギャラ飲みには女子大生も多い。ヤレる可能性の高い大学をランク付けしてもらった。

「キャンパスが渋谷にあって遊んでいる子が多い実践女子大学、男うけの良さを磨いている大妻女子大学、横浜方面に住んでいて終電が早いフェリス女学院大学あたりはヤレる率が高いと見ていいでしょう。大企業を狙えるか狙えないかの中間に位置するMARCHのなかでも、特に法政大学は就職相談で仲良くなれるチャンスが多いですね。中央大学はキャンパスが遠いので、都内へ出て”遊んで帰る”マインドの子をよく見かけます」

とりあえず、女子大生がギャラ飲みに来たら就活の話をしておこう。間違いないはずだ。

『週刊SPA!』2018年12/25号55ページより引用)

また、5つの大学を「ヤレる可能性」の高い順に順位付けしたランキングも掲載しています。

1位 実践女子大学

2位 大妻女子大学

3位 フェリス女学院大学

4位 法政大学

5位 中央大学





署名運動に発展

2019年1月5日頃より、『週刊SPA!』の記事の撤回および謝罪を求めた署名活動が始まりました。

署名運動を始めたのは、「Educate For」という団体の代表・創立者の山本 和奈(Kazuna Yamamoto)さんです。

署名運動の呼びかけの文章を引用します。

女性を軽視した出版を取り下げて謝って下さい

「ヤレる女子大学生RANKING」が先日、週刊SPAにより出版されました。

2018年、世界中の女性達が戦い、女性の権利を、女性の声が届くように働きをかけました。

日本で初めてのG20が今年、2019年に開催される中新年早々こんなランキングを出版するのは、冗談にもほどがあると思います。

週刊誌および出版社による、女性の差別用語、軽視する発言を今後一切やめる他、

今回の記事の撤回及び謝罪をお願いします。

女性の軽視は笑い事ではありません。

こう行った発言により性犯罪に合う女性は後を絶ちません。

法務総合研究所「第4回犯罪被害実態(暗数)調査」によると、日本で性暴力を訴える女性はわずか18.5%となっています。

残りの81.5%は?

我慢しています。

性犯罪も、痴漢も、わいせつも日本の社会では「範囲内」だから。

世界では、5人に1人の女性が18歳の誕生日を迎える前にレイプ、もしくは性犯罪に合います。

法務省のデータによると、性犯罪で訴えられる人の10人に1人しか、罰しられません。

世界では2018年には女性が安全に中絶を得られる国が増えたり、

女性が投票権を得て100年を迎えたり、

サウジアラビアでは女性が運転できるようになったり、

また、

#MeTOO や #NoWomenEver

南米では #NoEsNo や #AbortoLegalYa などSNSを使い女性が声を上げています。

こうしてW20(ウィーメンズ20)やG20が開催される中、

メディアの女性に対する差別用語、軽視する発言を今後一切取りやめていただきたいです。

私達、女性は男性より下ではありません。

同じ人間です。

男性のために存在しているわけではありません。

声を上げて、日本でも女性に権利を、そして

女性に対する軽視を無くしましょう。

他の記事
https://nikkan-spa.jp/144457

キャンペーン · 週刊SPA: 女性を軽視した出版を取り下げて謝って下さい · Change.orgより引用)





動画でも署名の呼びかけ

山本 和奈(Kazuna Yamamoto)さんが、YouTube上に署名を呼び掛ける動画をアップしています。





署名運動に賛成の声が多数

ツイッター上では、署名運動に賛同するツイートが多数投稿されました。





『週刊SPA!』が謝罪のコメント

2019年1月7日追記

雑誌『週刊SPA!』(扶桑社)は、2019年1月7日、J-CASTニュースの取材に対し謝罪のコメントを出しました。

また、Change.orgの署名数が2万4000人を超えました。

キャンペーン · 週刊SPA: 女性を軽視した出版を取り下げて謝って下さい · Change.org




五十君圭治氏について

2019年1月8日追記

記事に登場する五十君圭治氏について、ツイッター上では次の情報がありました。

五十君氏は、TBS『ビビット』に出演し謝罪をしたとのことです。





記事に登場した大学の対応

2019年1月10日追記

実践女子大学

2019年1月9日、実践女子大学は扶桑社への抗議文を公表しました。

雑誌記事への厳重抗議について

2019年01月09日

 12月18日発売の雑誌の記事において、女性軽視、女性蔑視といえる内容が掲載され、本学及び本学学生の名誉及び尊厳を損なう記載がありました。

本学は出版社に対し、1月8日に学長名で厳重に抗議しました。

本学は、「品格高雅にして自立自営しうる女性の育成」を教育理念として、「男女共同参画」、「ダイバーシティ」の社会の中で活躍する人材を育成して来ました。

本記事の内容について、強く遺憾の意を表明します。

実践女子大学・実践女子大学短期大学部
学長 城島 栄一郎

雑誌記事への厳重抗議について | 実践女子大学/実践女子大学短期大学部より引用)




大妻女子大学

2019年1月9日、大妻女子大学は扶桑社への抗議文を公表しました。

2019年1月9日

扶桑社発行の週刊誌掲載記事について

事務局からのお知らせ

株式会社扶桑社発行の週刊誌『週刊SPA!』2018年12月25日号において、女性軽視、女性蔑視につながる内容の記事が掲載されました。

本学は、女性の名誉と尊厳を著しく傷つけ、安全を脅かす記事に対し、深い憂慮を表明するとともに、本学、本学学生及び卒業生を代表し、出版社に対し、厳重に抗議いたします。

大妻女子大学

扶桑社発行の週刊誌掲載記事について | お知らせ | 大妻女子大学より引用)




フェリス女学院大学

2019年1月9日、フェリス女学院大学は扶桑社への抗議文を公表しました。

2019年01月09日

『週刊SPA!』(扶桑社)2018年12月25日号の特集記事について

扶桑社の発行する『週刊SPA!』2018年12月25日号において、女性軽視、女性蔑視といえる内容の特集記事が掲載されました。
女性の名誉と尊厳を傷つける今回の記事や同様の記事に対し、本学は、ここに強く遺憾の意を表明いたします。

フェリス女学院大学

『週刊SPA!』(扶桑社)2018年12月25日号の特集記事について | フェリス女学院大学より引用)




法政大学

2019年1月9日、法政大学は扶桑社への抗議文を公表しました。

女性の名誉と尊厳を傷つける記事の週刊誌掲載に関して

2019年01月09日

2018年12月25日発行の週刊誌に、本学女子学生を含む女性の名誉と尊厳を貶める記事が掲載されました。その内容は、該当する大学学生の安全を著しく脅かすものでもあります。本学では、この記事について深く憂慮し、週刊誌編集部に、再発防止を求める厳重な申し入れをおこないました。

「ダイバーシティ宣言」を発し、「人びとの権利を重んじ、多様性を認め合う『自由な校風』」(法政大学憲章)を掲げる大学として、本学では今後も、学生の安全を守り、女性を含めたあらゆる人の権利と尊厳が重んじられる社会の構築に貢献してまいります。

2019年1月9日
法政大学総長  田中優子

女性の名誉と尊厳を傷つける記事の週刊誌掲載に関して|法政大学より引用)




中央大学

2019年1月9日、中央大学は扶桑社への要望文を公表しました。

2019年01月09日
週刊誌掲載記事について 本学の見解
2018年12月25日号掲載記事の女性蔑視に基づく内容について深い憂慮を表明します。
本学は、個人の尊厳を尊重する教育環境を提供するため、人権講演会、ハラスメント防止啓発活動、ダイバーシティ推進など、さまざまな形で学内外の皆さまとともにより良い社会の実現に向けた取り組みを教育機関として推進しております。
このたびの前時代的な考え方に基づく記事が、本学の女子学生のみならず広く若者の尊厳を損ない安全を脅かすものであることを、出版社が重く受け止めるよう要望します。

中央大学

週刊誌掲載記事について 本学の見解 | 中央大学より引用)

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