目次
橋下徹氏とは
橋下 徹(はしもと とおる)氏は、弁護士です。
過去に大阪府知事と大阪市長、日本維新の会代表などの役職を務めた人物です。
(現在の大阪府知事・日本維新の会代表は松井一郎氏、大阪市長は吉村洋文氏です。)
橋下徹氏の三角関数に関する発言
2019年1月1日に放送されたAbemaTVの番組『NewsBAR橋下』「“橋下新党”立ち上げ!?スペシャル」での橋下氏の三角関数に関する発言が、反響を呼んでいます。
(『NewsBAR橋下』は、2018年10月4日までは『橋下徹の即リプ!』という番組名で放送されていました。)
橋下氏は乙武氏の提案を受け「大いにありだ。今の教員免許が必要な技量を測っているものなのかを問い直すことが必要だ。加えて、そのための教育や試験の中身はどうなんだということを見なければいけない。たとえば英語の先生の免許だっておかしいと思う。”This is a pen”なんて、日常生活で絶対使わない。最低限、学ばなきゃいけないことは見えてきていると思うので、それ意外のことは選択制でいいと思う。だって元素記号やサイン・コサイン・タンジェント、どこで使うの?使ったためしがない。勉強のできる人たちは”そういうのも教養だ”というが、今はインターネットで色々なことは調べられる」と指摘。
橋下氏の三角関数に関する発言に批判が噴出
橋下氏の発言に対し、批判が噴出しています。
ツイッター上の反応の一部を紹介します。
橋下「元素記号やサインコサインタンジェント、どこで使うの?使ったためしがない」
お前はそうだろうしお前がそうなのは知ってたけど、日本人の知的水準をお前のレベルに引き下げようとすんじゃねーよ… pic.twitter.com/1DEd9LM2I5
— シュナ (@chounamoul) 2019年1月3日
高校生に三角関数を教える前にした話
『実際、人生で三角関数なんて使わなかったよ』って言ってる大人が居るかも知れないけどね
それは単に『三角関数を使わなくてもいい人生』を選択した後の話だよ。三角関数を諦めると、人生の『夢のある選択肢』をたくさん失う事になるから、惑わされないでね…
— ちょこ西 (@chocolate_noise) 2019年1月4日
アンチ橋下は橋下氏の発言を理解していない?
橋下氏の発言の真意は、三角関数の学習は選択としてあっても良いがマストである必要は無い、ということにあるようです。
橋下さんは選択としてあっても良いがマストである必要は無いという主旨だった筈です。
三角関数を勉強しなかった事が単純なマイナスになるならそうですが、代わりにプログラムを勉強したり他の選択肢を増やし可能性を広げるという意味では橋下さんの言ってる事はおかしくないと思いますが如何でしょう— ゆら (@yura921) 2019年1月5日
橋下氏の発言の真意を理解しない人たちに苦言
橋下氏は、自身の発言の真意を理解していない人たちに対し、苦言を呈しています。
僕の意見に、三角関数は必要だ!今の仕事で使ってるぞ!と騒いでる連中こそ、しょうもない知識勉強の分を割いて、読解力・論理学を勉強すべきだったな。やっぱり選択の幅を広げるべきだ。 https://t.co/6sHPpailtU
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) 2019年1月5日
高橋洋一氏の発言
元大蔵官僚で嘉悦大学教授の高橋 洋一(たかはし よういち)氏は、三角関数を学ぶ必要性を認めつつも、橋下氏の発言に一定の理解を示しています。
元素記号や三角関数を知らなくても困らない職業はたくさんあるが、知らないと困る重要な職業も少なくない→乙武洋匡氏「教育改革のためには教員免許の”廃止”を!」橋下氏「大いにありだ」|AbemaTIMES https://t.co/kGaKgMGXvN #AbemaTV
— 高橋洋一(嘉悦大) (@YoichiTakahashi) 2019年1月4日
どんな職業に就くのかわからないから、教育は薄く広く習って各人が興味があり社会的に意味ある職につくのではないか。オレは三角関数を知らなかったら、フーリエ解析もできずに画像・音源処理もできなかったと思うと、三角関数を知っていて良かったと思っている。少なくも職の選択肢は広がった
— 高橋洋一(嘉悦大) (@YoichiTakahashi) 2019年1月4日
ちなみに、今の学校教育の数学教師で三角関数の社会での有用性を説明できる人はほとんどいないと思う。その意味で、従来の教員免許なしでも、このように数学の面白さを教えてくれる「先生」なら歓迎。三角関数というと公式連想だが、それらを一発で導き記憶なしで教える「先生」が望ましい
— 高橋洋一(嘉悦大) (@YoichiTakahashi) 2019年1月4日
高橋氏の発言に対する橋下氏の反応
高橋氏の発言に対する橋下氏の反応はこちらです。
バカロレアプログラム的には、まず伊能忠敬の日本地図作成の話から興味を惹きつけて、それに必要な範囲で三角関数の「考え方」でも紹介してもらえれば興味を持ったのかもしれません。ただ興味や面白みを感じない生徒には、それ以上突っ込んだ三角関数の計算の演習などは不要かと。 https://t.co/FV83IIntAw
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) 2019年1月5日
高橋さんのように数学の世界に面白さを感じる生徒にはどんどん突っ込んだ授業をやって行けばいいと思います。でもそれほどの興味を持たない生徒には違う選択肢を与えて、また興味を持った段階で学べるようなシステムに。日本の教育の画一性・硬直性が問題で、もっと選択の幅を広げ、進度も柔軟に。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) 2019年1月5日
高橋さんのように数学の世界に面白さを感じる生徒にはどんどん突っ込んだ授業をやって行けばいいと思います。でもそれほどの興味を持たない生徒には違う選択肢を与えて、また興味を持った段階で学べるようなシステムに。日本の教育の画一性・硬直性が問題で、もっと選択の幅を広げ、進度も柔軟に。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) 2019年1月5日
住宅業界には三角関数の知識が必要
ちなみに、ツイッター上の反応の中には、文系でも住宅業界で働く人は三角関数の知識が必要という趣旨のツイートがありました。
住宅業界にいた時、「社会人になって三角関数使うとは思わなかった」とボヤいてた高卒のアンちゃんが山ほどいました。
屋根は斜めに傾いてるので、いまどきは三角関数くらい分からないと材料を加工する機械をセットできないし、三次元極座標くらいは日常です。橋下には理解できないだろうけどね。
— fge (@fge_taoist) 2019年1月4日
測量士補の資格取りてえと思ってる宅建士をバカにしてるなあ、橋下
三角関数も法学も出来る人材なんだぞ?— クリスタル・キミー (@timiet) 2019年1月5日