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女性研究者の自殺
日本仏教研究者の西村玲氏は2016年2月、43歳で自殺した。
朝日新聞は2019年4月10日、西村玲氏の自死について報道した。
文系の博士課程「進むと破滅」 ある女性研究者の自死 https://t.co/PZmx6FJwWM
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) 2019年4月9日
文系の博士課程「進むと破滅」 ある女性研究者の自死 https://t.co/ROtrr2vCpI
“特別研究員の任期は3年間。その後は経済的に苦しい日が続いた。衣食住は両親が頼り。研究費は非常勤講師やアルバイトでまかなった。研究職に就こうと20以上の大学に応募したが、いつも「貴意に添えず」だった”
— 朝日新聞デジタル編集部 (@asahicom) 2019年4月9日
大きな研究成果を上げて将来を期待されながら、自ら命を絶った女性がいる。享年43歳。多くの大学に就職を断られ、追い詰められた末だった。仏教の研究で、2004年に博士(文学)に。都内の多摩地区にある実家に戻って両親と同居しながら、研究に打ち込んだ。
https://t.co/aZjMeOMERl— 朝日新聞デジタル編集部 (@asahicom) 2019年4月9日
「家族と安定がほしい」心を病み、女性研究者は力尽きたhttps://t.co/yPObh9ojVw
文系の博士課程卒で就職も進学もしなかった人が近年は3割程度いて、進路が「死亡・不詳」とされた人も2割弱います。西村玲さんは研究職に就くことを望み、20以上の大学に応募しましたが不採用でした。
— 朝日新聞デジタル@金のデジモ (@asahi_gdigimo) 2019年4月10日
大きな研究成果を上げ、将来を期待されていたにもかかわらず、43歳で自ら命を絶った。
なにが彼女を追い込んだのか?https://t.co/eZambNnzRV
— ハフポスト日本版 (@HuffPostJapan) 2019年4月10日
「文系の博士課程」がツイッター上でトレンド入りした。
「文系の博士課程」トレンド入りしてますね…
将来の計画がきちんと描けないと、実家や配偶者に依存した生活になってしまう。
真面目な人ほどそれが苦しくなってしまう。
実質的には、研究を続けられるかどうかは、本人の実力でなく大部分実家や配偶者の年収に左右される。
とても問題だと思う。— Chihiro Osugi (@ChihiroOsugi) 2019年4月10日
文系の博士課程トレンド入りしてる→見る→文系博士課程死亡おれ絶望(イマココ!)こ
— 🍃🌸楽子🌸🍃🐝⋆゜ (@Rakko_OA) 2019年4月10日
ツイッター上の反応
つらすぎる
文系の博士課程に進むと破滅の道…。女性研究者は「独壇場と言ってよい成果」を続々と挙げ、バイトしながら研究を続けたが、20以上の大学に研究職採用を断られ、自死した。「大学が求めているのは知性ではなく、使いやすい労働力」「人材がドブに捨てられている」…つらすぎるhttps://t.co/jJdVDS6i8j
— 盛田隆二 (@product1954) 2019年4月10日
文系の学問がないがしろにされている
「博士課程まで進んでしまうと、破滅の道。人材がドブに捨てられている」
なんなの、この国…必死に努力した先が生き地獄なんて。あまりにも文系の学問がないがしろにされすぎてる。これでは後継者なんて生まれない。
文系の博士課程「進むと破滅」 ある女性研究者の自死https://t.co/s9MQNndUPc
— 啓(🍌🐟) (@time_graffiti) 2019年4月10日
学問は怪我を癒す治癒薬ではないし、エネルギーとして稼働するものでもない。でもこの生きていく上で人の心を豊かにしていくと、歳を重ねてつくづく思う。学問で得たものは宝物だ。誰からも奪われない。なのに、その種をまいてくれる研究者が生活していけない。これで衰退するなというのが無理な話。
— 啓(🍌🐟) (@time_graffiti) 2019年4月10日
新聞記者OBが大学教授に天下り
博士号すらない新聞記者OBが、こういう非正規研究者を差し置いて、大学教授に天下りするケースが多数存在することも、併せて報道して欲しい
国際医療福祉大学で、某新聞前社長→特任教授→理事とかね
文系の博士課程「進むと破滅」 ある女性研究者の自死 https://t.co/CS6Lanajbt
— clonidine (@clonidine25) 2019年4月10日
— clonidine (@clonidine25) 2019年4月10日
研究遂行能力ではなくポスト
研究遂行能力ではなく、ポストなんだよな。椅子の数が少ない分野ほど優秀な人がゴロゴロいる。
「恩師は「ほとんど独壇場と言ってよい成果を続々と挙げていた」と振り返る。」
文系の博士課程「進むと破滅」 ある女性研究者の自死:朝日新聞デジタル https://t.co/8eZ9Yew9Gs— 逆卷 しとね (@_pilate) 2019年4月9日
キャリアプランを描けない人生の辛さ
財務省あたりの人間は「結果を出して任期付を継続しつづければいい」とか平然というんだけど、そういうプレッシャーにさらされ続ける、キャリアプランを描けない人生の辛さというのは理解しようとしない / https://t.co/idVm8lpEdc
— You-meとかU-meとかそういうの (@anatawatashihtn) 2019年4月10日
大学院の数が増えた
われわれの頃は大学院のない大学も多かったので大学院入試で厳しく選別された。何人も浪人を繰り返しても大学院に入れない人もいた。その代わり名の通った大学院で博士課程を終われば地方勤務を厭わなければまず確実にどこかの大学の先生になれた。
— PsycheRadio (@marxindo) 2019年4月10日
今はどこの大学にも大学院ができて進学を希望すればだいたい入れるようになった。その代わり大学院博士課程を終わってから厳しく選別される。22歳で選別されるのと27歳で選別されるの,どちらが再チャレンジが容易かというのはいうまでもないことラジよね。
— PsycheRadio (@marxindo) 2019年4月10日
端的に言って「大学院に進む」ということ自体がペイしなくなっている。理系学部の教養教員になって自分が大学院生を持たなくて済んだのはその意味ではよかったと思っている。
— PsycheRadio (@marxindo) 2019年4月10日
研究会でご一緒し、意見を交わした西村玲さんについての記事です。西村さんの研究成果は、力強く生きています。死者となった西村さんと対話しながら、これからも読み続けます。/文系の博士課程「進むと破滅」 ある女性研究者の自死:朝日新聞デジタル https://t.co/EIyoLuvEC0
— 中島岳志 (@nakajima1975) 2019年4月10日
その他のツイート
元号に万葉集云々と首相が語ったニュースを受けて、ラジオで文系出身の荻上チキさんが「今まで散々文系学部にしてきた仕打ちを忘れてこういう時だけ「万葉集が」とかいう」と憤っていたが、その一端が記事よね。 / “文系の博士課程「進むと破滅」 ある女性研究者の自死:…” https://t.co/8bKNmLdUcb
— 窓の外 (@madosoto) 2019年4月10日
「今日の大学が求めているのは知性ではなく、使いやすい労働力」
仏教研究者の自死。くやしい。奴隷製造システムに抗う人同士で暮らしを支え合う同居ができたらいいのに。
わたし、このひとと話したかった。このひとの本を読まなくちゃ……。
— まきむぅ(牧村朝子) (@makimuuuuuu) 2019年4月10日
優秀な研究者が貧困に喘いで自死する一方、査読論文が1つもない三浦瑠麗が東大教員・国際政治学者として各メディアに出演して持て囃されるんだから、日本人の知性が衰退するのは必然だな。
文系の博士課程「進むと破滅」 ある女性研究者の自死:朝日新聞デジタル https://t.co/oUiNhFEPGz
— 大神ひろし (@ppsh41_1945) 2019年4月10日