こちらの記事の続きです。
目次
Willy氏の意見に批判的なツイート
雑な因果関係
こうした断定的発言を慎重に検証することなく、大学教員という立場で行うことの意味と影響力を考えてほしい。
「数オリ代表が殆ど男性なので女性は数学の難問が苦手」は「経営幹部が殆ど男性なので女性は経営が苦手」と同じくらい雑な因果関係であるし大きな理由だとも思えない。人気理系学部の一つに https://t.co/rA1ph1dCAm— Kei Hayashi/林慧 (@kei_hayashi_0v0) November 21, 2020
医学部があるけれども、医学部入試では最近まで(今も?)全国的に男性に下駄が履かされており、純粋に点数だけ見ると女性の方がやや高い。
難問でいえば東大京大東工大あたりの入試問題の一部は数オリレベルだけども、それらで点が取れなくても殆どの理系学部には行ける。— Kei Hayashi/林慧 (@kei_hayashi_0v0) November 21, 2020
大学教員…しかもアメリカの…
— k (@trpshio) November 21, 2020
ちょっと考えれば「雑な理論だな。米国の入試で数学の難問が出るなんて聞いたことがない。日本でも合否に影響するのは京大数学科や理科三類くらい。文理選択と関係ないやろ」てなりますが、大学教員が言うならそうなんだろうと鵜呑みにする人達も沢山いると思われて、悲しい気持ちになりますね。。。
— Kei Hayashi/林慧 (@kei_hayashi_0v0) November 21, 2020
アメリカの大学に入試はありませんし、この教授の説はご自分の職場で披露したら非難轟々でしょう。
— mb (時々MIA) (@ExileinBeanTown) November 21, 2020
もし英語でツイートをして同僚や学生に発見でもされたら解雇されかねない内容でしたね。。
— Kei Hayashi/林慧 (@kei_hayashi_0v0) November 21, 2020
プロフィールからこの人の勤務先と名前は推定できましたがw
— mb (時々MIA) (@ExileinBeanTown) November 21, 2020
えっわかりますかね??と思いましたがGoogle先生とLinkedInで10分で完全に特定できました😂いんたーねっつ怖い。笑
— Kei Hayashi/林慧 (@kei_hayashi_0v0) November 21, 2020
悪い事は出来ません(笑)。
— mb (時々MIA) (@ExileinBeanTown) November 21, 2020
Willy氏が反論。
あえて経営幹部うんぬんのアナロジーで語るならば、私は複数国の経営幹部を小学校1年生から経営者になるまで観察した上で意見を述べてます。
— Willy 🌔米国大学教員 (@willyoes) November 21, 2020
「大学教員という立場」で意見を述べている程度と思われたのなら、認識が浅すぎると言わざるを得ません。
— Willy 🌔米国大学教員 (@willyoes) November 21, 2020
「大学教員という立場」で意見を述べている程度と思われたのなら、認識が浅すぎると言わざるを得ません。
— Willy 🌔米国大学教員 (@willyoes) November 21, 2020
ステレオタイプが強く構造化している
理系の女子が増えない理由は、理系=男性のステレオタイプが強く構造化してしまっていることにあります。学生の理系の選択には、純粋に学問が好きだから・できるから以外にもたくさんの理由があります。また、生物学的に文理の得意と性別は関係ありません。理系分野の男女の人数の格差は様々な問題を→ https://t.co/KzmciSxA3w
— Asumi |Empower Girls with Tech (@AsumiWaffle) November 21, 2020
引き起こしてきました。主にプロダクトデザインでの男女の不公平、近年ではアルゴリズムによるジェンダーへの偏見の拡散があります。理系の格差の原因は個人的ではなく構造的であり、またその影響も社会的である、見過ごしてはならない問題です。ご理解頂けますと幸いです。https://t.co/RBtdrVKmy0
— Asumi |Empower Girls with Tech (@AsumiWaffle) November 21, 2020
ツイートがのびたので!
一般社団法人 @Waffle_org ではITのジェンダーギャップを埋めるべく、女子にテック教育の機会を提供したり、科学技術分野の男女共同参画の重要性を内閣に伝えたり、草の根+構造を変える活動を行っております。
みなさまの応援お待ちしております🤗✨https://t.co/aJQzYqSAmI— Asumi |Empower Girls with Tech (@AsumiWaffle) November 22, 2020
Willy氏が反論。
カリキュラムや個々の試験問題の内容までおりないで表面的なデータだけで判断するとそうなるかも知れませんね。別に生物的な差があるとまでは僕は主張しないですが、生物的な差がないと証明する事は不可能なのでそれは明確に誤りです。https://t.co/MIOEMtekym
— Willy 🌔米国大学教員 (@willyoes) November 21, 2020
男女で選択に差がある事も否定しません。日本の女性は労働市場での不利から資格職(医療系など)を志向する人が多いのでそうなるでしょう。それはむしろ、女性は理系少ないままでいいやという議論につながりますが、それで良いならそれでも良いと思います。
— Willy 🌔米国大学教員 (@willyoes) November 21, 2020
注意深く議論を追ってる方は既にお気づきだと思いますが、僕は「男女差はない」と言ってる方よりずっと理系に女性を増やすための方策を具体的に提言しています。今だけでなく何年も前からそうです。詳しくはブログなどをご覧下さい。
— Willy 🌔米国大学教員 (@willyoes) November 21, 2020
数学オリンピックレベルを大学入試で求められない
数オリレベルの難問出す大学がどんだけあるんだか。 https://t.co/QPYSXXYwDV
— TOMO⛅流浪の民 (@tomo_mix) November 21, 2020
Willy氏が反論。
数オリレベルが大学入試で求められるとは思ってませんが、日本の難関大入試のレベルは、数オリとSATの中間くらいという事です。IMOより易しい日本の大学入試くらいの数学コンクール、諸外国に色々ありますよ。男子が大半です。https://t.co/iIcTSVzPen
— Willy 🌔米国大学教員 (@willyoes) November 21, 2020
高校の数学で成績上位の多くは女子
数学オリのような天才のことはいざ知らず、高校の数学で成績上位の多くは女子であり、大学入学標準テストのSATの平均点は女子の方が高い。世の中が理系女子OKとなれば、大学理系学部は女子が劇的に増えるはず。現に既に大卒の割合は女子の方が高いらしい。 https://t.co/4lBY29eM1R
— K Ken Nakamura (@KKenNakamura) November 21, 2020
Willy氏が反論。
SATみたいに一発で解ける数学の問題は女子の方ができます。考えさせる問題にすると平均点は男女同じくらいで上位は男子が殆どになり主に女子から苦情が来ます。最初何年かやったけど、米国ではそういうの文句出るんだ、と分かったので最近は止めました。https://t.co/Db9bsuj2iY
— Willy 🌔米国大学教員 (@willyoes) November 21, 2020