すしざんまいが一番マグロを3.3億円で落札
2019年1月5日早朝、すしチェーン「すしざんまい」を運営する喜代村(東京)が、一番マグロを3億3360万円で落札しました。
築地から昨年10月に移転した豊洲市場で初となる新年最初の取引「初競り」が5日早朝に行われ、すしチェーン「すしざんまい」を運営する喜代村(東京)が、一番マグロを3億3360万円で競り落とした。
3億3360万円という金額は、小池百合子東京都知事や喜代村の木村清社長ですら驚く金額でした。
小池百合子都知事が輪の中心で見守る中で行われた競りで、落札と同時に、どよめきと歓声が起こった。小池知事は一瞬驚き、その後、満面の笑み。
落札した喜代村の木村清社長(66)は「え~?そんなに。やっちゃったね。やりすぎちゃった。5000万~6000万円くらいと思っていた。すぐ銀行さん行かないと」と、ちょっぴり反省。
喜代村のウィキペディア記事が荒らされる
このニュースを受けてか、「すしざんまい」を運営する喜代村のウィキペディア(Wikipedia)記事に、一番マグロの高額落札を揶揄する文言が追加されました。
「たかがマグロに3億円はやりすぎです もっと給料ください」と書かれています。
(なお、現在は文言が削除されています。)
書き込みの犯人は、すしざんまいの従業員なのでしょうか?
それとも、外部の者による書き込みなのでしょうか?
3.3億円は高いのか、安いのか
(株)喜代村 | 新卒採用・会社概要 | マイナビ2019によると、売上高は、259億円(2016年9月期)となっています。
業種別・業界別広告宣伝費(販促費)の売上比率・割合の平均 | 販促の大学で広告・マーケティング・経営を学ぶによると、外食・関連サービス企業の売上に対する広告宣伝費の平均的な比率・割合は、5%です。
喜代村の場合は、259億円×5%=13億円が適正な広告宣伝費ということになります。
今回の一番マグロ落札を広告宣伝という面から考えると、3.3億円を払って全国的にメディアに取り上げられたということで、広告宣伝費としては安い買い物だったといえるのではないでしょうか。
また、少し古いデータになりますが、株式会社 喜代村(すしざんまい) 決算公告 | サイバーエージェント 研究会によると、2014年9月期の当期純利益は9.27億円、利益剰余金は32.80億円とのことです。
一番マグロに3.3億円を払ったからといって、単年度赤字になったり、債務超過に陥るという可能性は低いようです。
追記:2020年は1.9億円で落札
豊洲市場で #初競り「すしざんまい」の運営会社が大間産クロマグロを1億9320万円で競り落としましたhttps://t.co/tLWkGOFnlk
— Twitter モーメント (@MomentsJapan) January 4, 2020
【速報】2020年の初競りにて大間産 276kgの最高級の本まぐろを1億9320万円にて落札いたしました。この後、築地の本店にてお披露目します。 pic.twitter.com/OUn6XtBaqZ
— つきじ喜代村「すしざんまい」公式 (@zanmai_man) January 4, 2020
先程すしざんまい本店にて、本日落札した一番まぐろの解体ショーを行いました🤗276kgの本まぐろの解体ショーは大迫力👀❗️
この後、順次小分けにしてすしざんまい全店でご提供致します💓みなさま、ぜひ最高級の本まぐろを食べに来てくださいね★ pic.twitter.com/HTf0NnXRsS
— つきじ喜代村「すしざんまい」公式 (@zanmai_man) January 5, 2020
「#すしざんまい🍣」木村社長の #マグロ初競り への信念#梅宮辰夫 さん #松方弘樹 さんと親交があり、「共通点はみんなマグロが大好きなこと。だから一番いいマグロを自分が落とさないとダメ」だと明かした。https://t.co/VmaizDIBpg
— エキサイトニュース (@ExciteJapan) January 5, 2020