こちらの記事の続きです。
目次
藤田氏の意見に賛同するツイート(つづき)
欺瞞にもほどがある
「ファミマの子ども食堂」に対するさまざまな意見があるが、そもそも貧困問題がなぜ生じるのかという問いの不在やそれゆえの貧困に対する無理解がはびこっているように思える。
— 渡辺 寛人(POSSE編集長) (@Hiroto_1988) 2019年2月2日
子どもの貧困の背景にはワーキングプアが厳然としてある。この問題から目を逸らしてはいけない。賃上げや長時間労働の是正、それを通じたケア時間の確保。子育てや教育費用の脱商品化を可能にするための再分配要求(そしてそれは、高額所得者や大企業に対する課税強化によってなされる)が不可欠。
— 渡辺 寛人(POSSE編集長) (@Hiroto_1988) 2019年2月2日
「ファミマによる子ども食堂」が批判されるべきなのは、それによってワーキングプアを生み出している構造が隠蔽され、貧困を生み出す構造を強化することにつながるからだ。コンビニが採用しているフランチャイズシステムのもとで、どれだけのワーキングプアが生産されているか。
— 渡辺 寛人(POSSE編集長) (@Hiroto_1988) 2019年2月2日
コンビニ店長の長時間労働・過労死は全国的に起きている問題。年収も少なくワーキングプア。その矛盾はアルバイトにも押し付けられ責任は重いが低賃金というブラックバイト問題の温床になっている。これを放置して子ども食堂に参入するなど欺瞞にもほどがある。
— 渡辺 寛人(POSSE編集長) (@Hiroto_1988) 2019年2月2日
「子どもの貧困」という危機的状況のなかで、貧困対策の民営化が加速している。公教育の削減は問われず、教育産業が学習支援に参入する。教育バウチャーによって、それを支える。貧困世帯への再分配は削減され、それを覆い隠すように子ども食堂や宅食が広がり、そこに大企業が参入する。
— 渡辺 寛人(POSSE編集長) (@Hiroto_1988) 2019年2月2日
これらの取り組みはその華やかな実践とは裏腹に、企業が貧困問題を生み出しているという本質を覆い隠し、それを拡大再生産する。貧困問題に取り組む運動がすべきことは、何が貧困を生み出しているのかということを明確にし、それを批判し変えていくための運動の必要性を訴えていくことだ。
— 渡辺 寛人(POSSE編集長) (@Hiroto_1988) 2019年2月2日
日本の文脈で言えば、何よりもまず労使関係を再構築しなければならない。働く人々が企業に対する権利行使をできるようにしていかなければならない。それによって低賃金・長時間労働かつ使い捨てという労働のあり方を変えていかなければならない。これがあらゆる社会改良の前提条件になる。
— 渡辺 寛人(POSSE編集長) (@Hiroto_1988) 2019年2月2日
だから「子どもの貧困」をめぐる言説のなかに労働という視点を入れていかなければならない。子どもの貧困は、子どもを養育する親の労働・貧困問題に根源がある。さらに「子ども」から「大人」になったあとに直面するのは労働問題である。
— 渡辺 寛人(POSSE編集長) (@Hiroto_1988) 2019年2月2日
本当に「子どもの貧困」を解消していくためには、良心的な子ども食堂・無料塾・居場所支援・社会的養護・住宅支援等々の関係者と労働運動とのネットワーク化を進めていく必要があるだろう。労働運動の側も、もっと貧困問題に関心をもたなければならない。この結びつきこそが新しい反貧困運動の基礎。
— 渡辺 寛人(POSSE編集長) (@Hiroto_1988) 2019年2月2日
子ども食堂に参加してから意見を言うべき
本当にそう。でも、これをきっかけになんでファミマで子ども食堂が僕らのような実践者から歓迎されていないのか疑問に思った人は言葉による攻撃ではなく、是非子ども食堂に参加してみて欲しい。この日本の貧困の背景を、そして子ども食堂の本義を体感してみて欲しい。 https://t.co/w7bPwutoC1
— もんごー (@mochilimango) 2019年2月2日
そして実践者もこうやって賛否はどうあれ興味を持つ人が多い今、どうやったら手を取り合えるかを考えていきたい。
— もんごー (@mochilimango) 2019年2月2日
それがきっとこの社会の分断を乗り越え、誰もが豊かに生きていくことのできる社会への道筋になるはずだから
— もんごー (@mochilimango) 2019年2月2日
応援したい気もあるが、微妙な気持ちもある
うーん、応援したい気もあるが、微妙な気持ちもある。いやまあねえ。うーん。どうもなあ。そのへんの揺れる乙女心を記事にしてみました。聴いてください。「ブログ更新」 https://t.co/cAYo9wADnt / “ファミマがこども食堂 3月から全国2千店、イートイン:朝日新聞デジ…” https://t.co/UrKFB33lB2
— 紙屋高雪 (@kamiyakousetsu) 2019年2月2日
社会貢献と言う名の宣伝
ファミマが子ども食堂、かあ。
子ども食堂が企業の社会貢献と言う名の、宣伝になり、最終的には、アメリカの低所得者の給食切符のような使われ方をするのではないかと心配— 大田区議会議員 奈須りえフェアな民主主義 (@nasurie) 2019年2月2日
藤田孝典さんや同意されている方々が指摘や危惧されていることは最も
子ども食堂とファミリーマートに関することについて、私の見解は甘かった。反省してます。藤田孝典さんや同意されている方々が指摘や危惧されていることは最もだと思う。参考にされたし。
— つべすく (@tube_sc_1) 2019年2月2日
人助けした気分に浸ってる
東日本大震災のとき、汚れた使い古しの毛布が大量に送りつけられたことを思い出した。ゴミ処分と支援の一石二鳥、「お前ら弱者にはこれで十分だ」っていう蔑みを恥ずかしげもなく露出させておきながら人助けした気分に浸ってる。この国の困窮者救済の思想がいかに幼稚で冷酷かってことを思い知らされる https://t.co/8VcMIPdwn5
— 小畑幸三郎 (@batayanF3) 2019年2月2日
企業の社会福祉活動は継続性が怪しい
企業の社会福祉活動は継続性が怪しい。東日本大震災復興支援を今でも続けている企業がどれだけあるのかということ。営利企業であれNPOであれ、「子ども食堂」をやるなら恒久的な支援体制を整える覚悟が求められるのだが、営利企業に向く事業ではないんだよな。 https://t.co/OVdq4EqJ3G
— おにぎり社長 (@onigiriceo) 2019年2月3日
モノを配ればいいという話ではない
同感。何度も「誰もが楽しく、あこがれるようなプロデュースでの運営を」と地元でもお願いしてます。貧困とか訳ありがいく。なんてなったら誰もいかなくなる…😢 https://t.co/ayKdQtchcJ
— hhbより (@hhb_yori) 2019年2月3日
子ども食堂はモノを配ればいいという話ではない。どれだけ深刻また繊細な話なのか、どれだけ社会の子ども達を取り巻く環境が疲弊しているのか…理解のない薄っぺらで受益者無視の無責任な提案。さらに、そもそもの課題にすら理解ないコメントにも愕然です…涙
— hhbより (@hhb_yori) 2019年2月3日
最低賃金でさらに仕事が増える
子供食堂・・・・
どうせバイト代1円も上がらず、最低賃金でさらに仕事が増えるんだ
ファミマではバイトするのやーめた https://t.co/cGKXvxWG7l— 新波 好郎 (@haruharu90356) 2019年2月3日
藤田氏の考えを支持
子ども食堂」については藤田氏の考えを支持。読了した『対話がひらくこころの多職種連携』に詳しく書かれている。「子ども食堂」は➀子どもの食を満たす②多職種連携の場である③支援の網からこぼれる親子を支援に繋げる場である。 https://t.co/2ZdnsBXjlL
— ノンノン (@m50185) 2019年2月3日
こちらから購入可能です。
『対話がひらく こころの多職種連携 (こころの科学 増刊)』
藤田孝典氏のツイートが賛否両論を呼んでいる理由
藤田孝典さんのファミマ子ども食堂発言がかなり議論されているが、コメントを見る限り「子ども食堂」という存在に対するイメージが一人一人みんな違うというのが興味深い。これが今回の確執の本質だと思う。
— 山本高大@もったいないジャパン (@yamasan_sba) 2019年2月3日
「ファミマこども食堂」に関する記事の一覧です。