千葉10歳(小4)女児虐待死事件で、野田市教育委員会のアンケート結果改ざん疑惑が浮上(2)




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千葉県で10歳女児が虐待死 【10歳女児が虐待死か 父逮捕】 10歳の長女の髪の毛を引っ張り、冷水を浴びせるなどしたとして、千葉県警...

野田市教育委員会の教育長および教育委員

現時点の野田市教育委員会の教育長および教育委員は、次の通りです。

平成31年1月1日現在
職名 氏名 任期 就任年月日 職業等
教育長 佐藤 裕 平成30年4月1日から平成33年3月31日 平成30年4月1日
教育長職務代理者 高橋 保 平成29年4月1日から平成33年3月31日 平成21年4月1日 元小学校長
委員 伊藤 稔 平成27年3月9日から平成31年3月8日 平成19年3月9日 大学教授
委員 飯田 芳彦 平成28年10月1日から平成32年9月30日 平成20年10月1日 会社員(郵便局長)
委員 永瀬 大 平成30年12月26日から平成34年12月25日 平成26年4月1日 医師(保護者委員)

教育長及び教育委員名簿|野田市ホームページより引用)

野田市教育委員会が父親にアンケートのコピーを渡した当時(平成30年1月15日)の教育長は、佐藤裕氏ではなく東條三枝子氏です。

その他の教育委員(高橋保氏・伊藤稔氏・飯田芳彦氏・永瀬大氏の4氏)は、当時も教育委員に在任しておりました。

(参考:教育委員会定例会|野田市ホームページ




野田市教育委員会の議事録を見ていく

教育委員会10月定例会

【日時】平成29年10月25日(水曜日) 13時30分開会 14時25分閉会

教育委員会10月定例会では、矢部雅彦・学校教育部参事(兼)指導課長から、いじめのアンケート調査が行われる予定であることが報告されています。

◎矢部指導課長

指導課の事業等につきまして、資料の項目に沿いまして報告申し上げます。

1点目は、いじめの状況です。

資料はございません。

先月の教育委員会定例会の時点で、いじめが継続している事案が1件ございました。現在、新たな動きはありませんが、注意深く見守りを続けている状況でございます。

第2回のいじめの調査は、本日10月25日から開始予定で、11月18日までに報告を受け、集約後に追跡調査を行っていきます。なお、現在、新たないじめの報告はございません。

平成29年10月会議録より引用。太字は筆者による。)




教育委員会12月定例会→アンケート結果が報告される

【日時】平成29年12月20日(水曜日) 13時30分開会 14時20分閉会

教育委員会12月定例会では、いじめのアンケート調査の結果が報告されました。

アンケート調査結果

こちらが、会議で配られた資料です。

資料12 教育長の報告事項(12月) 指導課より引用)

注目すべきポイントは2つです。

  • 小学校のいじめの認知件数は531件である
  • 「いじめを受けた相手の中」に「家族」がいる

議事録

まずは、矢部指導課長の報告から。

◎矢部指導課長

指導課所管の事業等につきまして、報告申し上げます。

1点目は、第2回いじめ実態調査の結果についてでございます。

資料は、15ページから17ページになります。

第2回いじめ実態調査につきましては、11月17日で取りまとめが終わりました。

資料15ページを御覧いただきたいと思います。認知件数につきましては、6月の第1回調査と比較しますと、小中学校とも減少しております。一方で、昨年度の同時期と比較しますと、小学校は531件で250件の増加、中学校では43件で7件増加となっております。いじめの態様は、小中学校とも冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われるというのが最も多く、いじめを受けた相手はクラスの友達が最も多くなっております。資料にはございませんが、これを更に詳しく見ますと、小学校低学年で第2回目調査での認知件数が増加しているということが分かりました。原因といたしましては、担任や児童のいじめについての理解がより深まったこと、人間関係の構築の過程で意見の相違やトラブルもたくさん出てきたということが考えられます。

第1回調査後の聞き取り調査では、各校の地道な努力によっていじめの解消が図られ、解消率は小中合計で95.88%であり、継続支援中、あるいは解消に向けて取組中の小学校は0件、中学校で1件、これが継続支援中でございます。新たないじめの発生や一旦解消を見たものの再発、あるいは実際に解消には至っていなかったケースなど様々あると考えられますことから、今後、第1回の時と同様、聞き取り調査、追跡調査を行い、いじめの状況や継続している事案、体や命に関わる重篤な事案があるか、さらには、アンケートには挙がっていないものの気になる子供はいないか、また、長欠傾向の子供についても各学校に確認してまいります。

今後も、いじめは絶対に許されないという認識と、どの学校にも、どの子にも起こり得るという危機意識を常に持ち、継続的に調査、指導を進めるとともに、担任1人ではなく、学校全体への組織体制で指導に当たってまいります。また、状況によってスクールカウンセラーやひばり教育相談、特別支援コーディネーターへの相談及び児童家庭課や警察など関係機関と連携を取るなどして、早期解消に努めてまいります。

また、前回の会議では、野田市としてのいじめ防止基本方針案を御覧いただきましたが、12月15日から1月17日まで市民の方々のパブリック・コメント手続を経て、3月末から4月初旬に策定をしたいと考えております。

なお、先月報告させていただいた学校からのいじめについて申し上げます。先ほどの中学校1件の事案でございます。SNSによるトラブルがありましたが、現在はこれは確認されていないので、引き続き見守りを続けている状況でございます。また、新たないじめは報告されておりません。

平成29年12月会議録より引用。太字は筆者による。)

矢部指導課長の報告で注目すべきポイントは、次の3つです。

  • 小学校のいじめの認知件数は531件である
  • 児童家庭課や警察など関係機関と連携を取ると宣言している
  • アンケート結果の「いじめを受けた相手」の中に「家族」がいることについて矢部指導課長の報告で触れていない

そして、アンケート結果の「いじめを受けた相手」の中に「家族」がいることについて、伊藤教育委員が矢部指導課長に質問しています。

◎伊藤委員

先ほどのいじめの資料と関連して16ページの小学校の部分ですけれども、いじめを受けた相手の中に、エの家族が38件と数字が出ていますけれども、例えばこれは児童虐待とか、DVとかに関連するような事案というのが市内にあって、児童相談所等の事案になっているケースなんていうのは、こういう中に出てくるのか出てこないのか分からないんですけれども、いかがなんでしょうか。

◎矢部指導課長

これまでの例で申し上げますと、家庭内で保護者から精神的、肉体的に苦痛を与えられているというケースがございました。これにつきましては、児童家庭課、児童相談所と連携をして対応しているところでございます

◎伊藤委員

そういう事例が以前あったと。

◎矢部指導課長

はい。

◎伊藤委員

それは、こういういじめの調査で分かってきた。

◎矢部指導課長

はい。これをきっかけに分かっている例があります。

◎伊藤委員

ありがとうございます。

平成29年12月会議録より引用。太字は筆者による。)

矢部指導課長は、児童虐待やDVについては児童家庭課・児童相談所と連携をして対応している、と言っています。

でも、各社の報道では、次のとおり書かれています。

千葉県野田市の小学4年栗原心愛みあさん(10)が自宅で死亡し、父親の栗原勇一郎容疑者(41)が傷害容疑で逮捕された事件で、心愛さんが「父からのいじめ」があると回答した学校のアンケートのコピーを、市教育委員会が栗原容疑者に渡していたことが30日、分かった。虐待について調べていた児童相談所には相談していなかった。

死亡小4女児「父からいじめ」アンケ、父に渡す : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)より引用)

千葉県野田市立小4年の栗原心愛(みあ)さん(10)が自宅浴室で死亡した事件で、心愛さんが2017年11月に「父からいじめを受けている」と回答した学校アンケートのコピーを、市教育委員会が父、勇一郎容疑者(41)=傷害容疑で逮捕=に渡していたことが31日、市教委への取材で分かった。虐待を調べていた県柏児童相談所には事前に相談していなかった。

(中略)

市教委は2月20日、市や柏児相、野田署などで構成する「市要保護児童対策地域協議会」で、回答を渡したことを事後報告した。柏児相は「事前に児相に相談すべきで、不適切だったと考えている」としている。

「いじめ」回答、父に渡す 野田市教委、保護抗議受け 小4死亡「配慮欠いた」:日本経済新聞より引用)

今思えば、アンケート結果の「いじめを受けた相手」の中に「家族」がいることは、矢部指導課長にとって触れてほしくなかった話題だったのかもしれません。

続きは、こちらです。

こちらの記事の続きです。 野田市教育委員会の議事録を見ていく(つづき) 教育委員会1月定例会→アンケート結果が修正される...
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