きっかけはヒカキン
HIKAKIN(ヒカキン)さんが、2019/01/18に、YouTubeに「【ランキング】ヒカキンがガチでウマいと思うセブンの商品トップ3!【コンビニ商品】」という動画を公開しました。
HIKAKINさんが動画の中で紹介した「おいしさまるごとナチュラルポテト うましお味」が、セブンイレブンの各店舗で売り切れ続出しているそうです。
ヒカキン様のおかげで自分が働いているコンビニでうま塩ポテトの5ケーす(60個)が売り切れた!w
さすがです!— TAKUMAGames (@TakumaGames) 2019年1月22日
ヒカキンの紹介してたうま塩ポテト、都内の端っこである私のところでは翌日買うことができたけど、いまはポテトの発注が追いつかず止まったらしいwwやばいww
— ず🍤🥦 (@zukkymariko) 2019年1月22日
たぶんヒカキンの影響でセブンから うま塩ポテト無くなってる…
— めふ🍽 (@co_meff) 2019年1月23日
田端信太郎氏が転売を推奨するツイート
セブンイレブンの「おいしさまるごとナチュラルポテト うましお味」が売り切れている件について、ZOZOの田端信太郎氏が次のツイートをしました。
ヒカキンうま塩ポテトがバカ売れ事件で、小3長男に、オマエもYouTube動画を見た瞬間にセブンイレブンに走り、お年玉でポテチを買い占めて、メルカリで売れば、お年玉が何倍かに増えたかもしれないのに!ボケっとボンヤリと動画だけ見てる人とそうでない人で、大きな違いが出たぞ!と朝から軽く接客じゃ
— 田端信太郎 @田端大学塾長である! (@tabbata) 2019年1月24日
山本一郎氏が異論
ヒカキンうま塩ポテトがバカ売れ事件で、小3長男に、オマエもYouTube動画を見た瞬間にセブンイレブンに走り、お年玉でポテチを買い占めて、メルカリで売れば、お年玉が何倍かに増えたかもしれないのに!ボケっとボンヤリと動画だけ見てる人とそうでない人で、大きな違いが出たぞ!と朝から軽く接客じゃ
— 田端信太郎 @田端大学塾長である! (@tabbata) 2019年1月24日
まずは、誤字のツッコミ。
接客してんのかよ! https://t.co/M2TzsWe63C
— 山本一郎(Ichiro Yamamoto) (@kirik_game) 2019年1月24日
田端信太郎さんの話は「ヒカキンが動画でうま塩ポテトが取り上げられている」ので「市中で売れる」ため「買い占めて転売すれば利益が出る」までで相場観が乏しく、予想が外れたときの在庫リスクをどこまで甘受するかの見極めを教えていないのでやはり勤め人の発想だと思った
— 山本一郎(Ichiro Yamamoto) (@kirik_game) 2019年1月24日
値上がりしそうなものを買い占めて転売するのは、資本主義の真髄。それが悪いなら商社の存在は? https://t.co/crPaO6NYY5
— 田端信太郎 @田端大学塾長である! (@tabbata) 2019年1月24日
田端信太郎さんの「値上がりしそうなものを買い占める」とかいう江戸時代の材木問屋の談合みたいなことをサラッと言いのけるパワーが好き
— 山本一郎(Ichiro Yamamoto) (@kirik_game) 2019年1月24日
それに販路を確保してあるなら楽だけども、捌くのが意外に大変。転売ヤーは死すべきだけども、やると大変だよ。 https://t.co/LeGyksjQaz
— T点ループ (@tarumann1973) 2019年1月24日
その販路を安易にメルカリとしたあたりに田端信太郎さんの良さと限界が出ている良ツイートだと思いました。
メディアの人なので、太客とか財布の厚みとか一切考えず、値上がりしそうかだけで考えとる。 https://t.co/0j4rPi3PLT
— 山本一郎(Ichiro Yamamoto) (@kirik_game) 2019年1月24日
田端信太郎さんには感心した。
投資先の社長には絶対なって欲しくないけど、そこの部下に100人田端信太郎さんがいたらその会社はインドや中国相手でも戦えそう
— 山本一郎(Ichiro Yamamoto) (@kirik_game) 2019年1月24日
これな
なんで転売が悪なのかいまだにわからん
需要と供給のミスマッチを均衡させてるのが転売市場 https://t.co/carZ4fSUlR— コウキbot@転職先募集中🖇 (@koh_sato) 2019年1月24日
新製品や福袋やライブチケットがなぜ転売禁止になり、お一人様個数制限かかるようになってると思う? https://t.co/iqSWhC1Qfk
— 山本一郎(Ichiro Yamamoto) (@kirik_game) 2019年1月24日
そうそう、本当に田端さんの言う通り。盲目的に転売をディスる人達って、世の中は割と転売で成り立ってますよ?ってことに気付いてないか目を向けてないという、自分の無知さをただ露呈してるだけなんよね。 https://t.co/9dcNo8NyaO
— whgr (@wrwrwrwr4860) 2019年1月24日
ああ、田端信太郎さんの思想の面白さは、こういう人たちを大量に湧かせてしまうのか… https://t.co/PwtgYj0yF4
— 山本一郎(Ichiro Yamamoto) (@kirik_game) 2019年1月24日
企業が自社や製品、サービスのブランドを守るために顧客との対話を進め、ブランドに価値を感じ欲しい人に欲しいだけ売る利幅の高いビジネスがブランド発想なのに、ヒカキンポテトごときとはいえブランド価値も持てなければ顧客とのオルタナティブも実現しない転売賛同するあたり賛同者の質的限界がある
— 山本一郎(Ichiro Yamamoto) (@kirik_game) 2019年1月24日
そもそもブランド発想と転売容認のような原始資本主義者は本来両極端のはずなのに、馬鹿がまとめて釣られているあたりやはり田端信太郎さんは稀代の釣り師だ
— 山本一郎(Ichiro Yamamoto) (@kirik_game) 2019年1月24日
田端氏自身も山本氏に反論しました。
田端信太郎さんの「値上がりしそうなものを買い占める」とかいう江戸時代の材木問屋の談合みたいなことをサラッと言いのけるパワーが好き
— 山本一郎(Ichiro Yamamoto) (@kirik_game) 2019年1月24日
総合商社がコモディティやレアメタルや鉄鉱石やガス田の鉱山権益を買うのと何が違うのでしょう?
必ず値上がりする保証もない中でリスクを取るわけで。 https://t.co/tAJConEtQU
— 田端信太郎 @田端大学塾長である! (@tabbata) 2019年1月24日
採掘権があり、リスクは保険で担保できるから
業として行う鉱工業と、商品の流通をコントロールしたい一般消費財を同列に考えてはいけない https://t.co/Twhgd9VBnp
— 山本一郎(Ichiro Yamamoto) (@kirik_game) 2019年1月24日
また、「値上がりする保証のない中でリスクを取る」のを良しとするのはブランド人として売り出している貴殿にとっては良い話だが、それを受け取る一般人はブランドもへったくれもない単なる背取りの転売ヤーにしかならない。
脊髄反射する雑魚に雑魚で居続けさせる話になってしまう。 https://t.co/Twhgd9VBnp
— 山本一郎(Ichiro Yamamoto) (@kirik_game) 2019年1月24日
転売は、ノーリスクのように見えて在庫リスクを負っているので、在庫の管理、売れ筋商品のタイムリーな把握などビジネスに必要な経験を積めるので非常に有意義。
マーケット見誤って、在庫を抱えて自分のお菓子が毎日ポテトチップになったりして、そういうのも非常に良い経験。 https://t.co/Fq81ekrtIj— オイルキング (@oil_king_kay) 2019年1月24日
そんなの相場やればいいだけの話。
ポテトチップスの背取りやったって、頑張ってもチェーン店の購買か宣伝マンぐらいにしかなれないよ https://t.co/mZco5fQ73G
— 山本一郎(Ichiro Yamamoto) (@kirik_game) 2019年1月25日
買い占めによってメーカーが考える適正価格での流通量が減って正規価格で手に入れる機会損失という不利益に由来するものもあると思いますが
— Schauer (@Schauer_ed10) 2019年1月25日
適正価格とか正規価格って、誰によってどのように決められるべきものなんですか? メーカーだけが一方的に決めてよいの? https://t.co/E22dr3Lhag
— 田端信太郎 @田端大学塾長である! (@tabbata) 2019年1月25日
もちろん卸売価格や製造量はメーカーが注文を見ながら一方的に決めるもの
地域限定にしたり品薄を煽れば田端信太郎さんのように転売を唆す人も増えるが、重要なのは目利きと利幅で業が安定するかであって、売り見込みだけで脊髄反射することではないのでは https://t.co/vI5aKgzzPG
— 山本一郎(Ichiro Yamamoto) (@kirik_game) 2019年1月25日
数を揃えるのさえ面倒そう https://t.co/Z0rEem4TcX
— Yoshi Noguchi (@equilibrista) 2019年1月25日
なので「ヒカキンが紹介した」から「売れそう」と脊髄反射するのではなく、目利きと利幅が大事っていう教訓だと思うんですよね。
お年玉叩いてメルカリで転売する手間とリスクをかけて得られる利益は正当か? というのが本来は問われなければならない。 https://t.co/MLLOZO27CH
— 山本一郎(Ichiro Yamamoto) (@kirik_game) 2019年1月25日
そんな会社は既にあって、ソフトバンクって名前だと思うのですが RT @kirik_game: 田端信太郎さんには感心した。
投資先の社長には絶対なって欲しくないけど、そこの部下に100人田端信太郎さんがいたらその会社はインドや中国相手でも戦えそう
— のーそふとばんく(ソフトバンクアンチ猫) (@no_softbank) 2019年1月25日
個人的に感じるのは、孫正義さんと田端信太郎さんは絶対に合わないと思う点 https://t.co/uUdikCdFxZ
— 山本一郎(Ichiro Yamamoto) (@kirik_game) 2019年1月25日
全ての取引がワンショットだったらそれに相応しい手法があるけど、実際には継続反復的取引が利益を最大化するほうが一般的。 https://t.co/uCUw31UBYB
— スーパー北斗2000-2331 (@2000_2331) 2019年1月25日
業が続かないと蓄えたメソッドも客も離れてしまうので、利幅出したいなら継続的取引ができる仕組みが必要で、それを強く推進するのがブランド価値だ、という話なんですがねえ https://t.co/ismVwIffb0
— 山本一郎(Ichiro Yamamoto) (@kirik_game) 2019年1月25日
田端信太郎さんが10人いたら日本は第二次世界大戦で勝ってた
— ooooo (@ooooo) 2019年1月24日
田端信太郎さんが10人いても補給が続かないから太平洋戦争には勝てない https://t.co/21w059gbHU
— 山本一郎(Ichiro Yamamoto) (@kirik_game) 2019年1月25日
メディアを使った商売人なんだと思いますよ。
RT @鍵 田端さんは根っからの競争主義者なんだろうな
— 山本一郎(Ichiro Yamamoto) (@kirik_game) 2019年1月25日
消費財の転売が悪くいわれるのは、誰にでもチャンスが開かれていることが明白がゆえに、上手く行った奴に対する「嫉妬」でしかない。
そんなに悔しければ、自分もやってみればいいだけ。売れ残るリスクや再配送の手間暇等もあることがよく分かるだろう。。 https://t.co/nQjOSM5PY2— 田端信太郎 @田端大学塾長である! (@tabbata) 2019年1月24日
嫉妬ではなく、消費財の単純な転売はリスクが高い上に特定顧客との反復取引もできず価格勝負だからです。
業としてやるなら問屋や小売りをやるべきじゃないですか。目利きが磨けますよ。 https://t.co/EASs1DU1nF
— 山本一郎(Ichiro Yamamoto) (@kirik_game) 2019年1月25日
続きは、こちらです。